ゴルナーグラート鉄道 完全ガイド|2026年の料金・時刻表・チケット購入・おすすめ座席まで解説
ゴルナーグラート鉄道 完全ガイド
2026年の料金・時刻表・チケット購入・おすすめ座席まで解説
スイス・ツェルマットからゴルナーグラート(標高3,089m)まで結ぶゴルナーグラート鉄道(Gornergratbahn)。開業130年以上を誇るこの歯車鉄道は、ヨーロッパ最高所の露天山岳鉄道として知られています。この記事では乗車に必要な2026年の最新料金・時刻表・チケット購入方法に加え、「どの座席に座ればマッターホルンが見えるか」「始発に乗るべき理由」など、実際に乗った経験をもとにした乗車テクニックまで完全解説します。
総合旅行業務取扱管理者・ワインエキスパート・Sake Diploma保有。ミシュラン掲載店経営チーム経験を持つ「食と自然の専門家」として、ヨーロッパ旅行の企画・案内を行っています。実際にゴルナーグラート鉄道に複数回乗車した経験をもとに本記事を執筆しました。
ゴルナーグラート鉄道とは?ヨーロッパ最高所のアプト式鉄道
路線概要(距離・所要時間・標高差)
ゴルナーグラート鉄道(Gornergratbahn、略称GGB)は、スイス・ヴァレー州のツェルマット(Zermatt、標高1,604m)から終点のゴルナーグラート(3,089m)までを結ぶ山岳鉄道です。総延長は約9.3km、全区間で電力を使う電気式の歯車鉄道(ラック式鉄道)として運行しています。
| 区間 | ツェルマット ↔ ゴルナーグラート |
|---|---|
| 路線延長 | 約9.3km |
| 所要時間 | 約33分(直通) |
| 標高差 | 約1,469m(1,604m → 3,089m) |
| 停車駅 | 6駅(ツェルマット・フィンデルバッハ・リッフェルアルプ・リッフェルベルク・ローテンボーデン・ゴルナーグラート) |
出発地のツェルマット駅は、ツェルマット中心部から徒歩数分とアクセスも良好です。鉄道はすべてのセクションで電動化されており、排気ガスを排出しない環境配慮型の交通手段でもあります。なお、ツェルマット自体がガソリン車乗り入れ禁止の「カーフリー村」として知られており、山岳鉄道は村の重要な公共インフラも兼ねています。
| 鉄道名 | 終点標高 | 特徴 |
|---|---|---|
| ゴルナーグラート鉄道 | 3,089m | マッターホルンを正面に望む露天の絶景ルート。全区間が屋外を走る。 |
| ユングフラウ鉄道 | 3,454m | スイス最高所の鉄道駅(ユングフラウヨッホ)。頂上付近はトンネル内を走行。 |
| ピラトゥス鉄道 | 2,132m | 世界最急勾配(最大48%)のラック式鉄道。ルツェルン近郊から日帰り可能。 |
スイス旅行でどれか1路線だけ乗るなら、マッターホルンを眺めながら乗れるゴルナーグラート鉄道がとくに人気です。
開通130年以上の歴史
ゴルナーグラート鉄道が開通したのは1898年8月20日(明治31年)のことです。スイスで最初のラック式電気鉄道として、当時の最先端技術を結集して建設されました。120年以上にわたってアルプスの厳しい自然環境のなかで運行し続けてきたという歴史的な重みが、この鉄道に特別な存在感を与えています。
現在使用されている車両は近年にリニューアルされた比較的新しいものですが、鉄道の基本的な構造や軌道は創業当時の設計哲学を受け継いでいます。車内アナウンスは日本語対応しているものもあり、多くの日本人旅行者に親しまれている路線です。
全6停車駅ガイド — 車窓の変化を楽しもう
ゴルナーグラート鉄道には6つの停車駅があります。ツェルマットを出発してからゴルナーグラートに至るまで、約33分かけて1,469mの標高差を駆け上がります。途中でどの駅を通るかを知っておくと、変化していく車窓をより意識的に楽しめます。
全6駅の概要
鉄道の始発駅です。ツェルマット村の中心部に位置し、SBBスイス国鉄のターミナルから徒歩5分ほどです。駅舎の前には観光案内所やコンビニなども整備されており、出発前に飲み物や軽食を調達しやすい環境です。
ツェルマットを出てすぐの第一停車駅です。村の端を超え、鉄道が谷沿いに入り始めるポイントです。この駅で下車する乗客はほとんどおらず通過する人がほとんどですが、ここを過ぎたあたりから山の斜面を本格的に登り始め、車窓の雰囲気が一変します。
標高2,211m地点の駅です。夏季には周辺の牧草地に牛が放牧される光景が見られます。駅近くにはリゾートホテルの「リッフェルアルプ・リゾート」があり、森と草原が交差するこの付近は乗車ルートの中で「緑が最も豊かな区間」といえます。ここを過ぎると樹木が少なくなり、より開けた高山の景色へと変わっていきます。
標高2,582m地点の駅です。周辺の樹木はほとんどなくなり、広大なアルプスの草原と岩の景色が広がります。マッターホルンの全体像がくっきりと見え始めるのもこのあたりからで、「いよいよ高山に来た」という実感が増す駅です。駅近くにはレストランや山小屋も整備されています。
標高2,825mに位置する終点ひとつ手前の駅です。この駅で途中下車すると、徒歩数分でリッフェル湖(Riffelsee)へアクセスできます。往復チケットを持っていれば途中下車は自由なので(詳細はチケットガイド参照)、時間に余裕がある場合はここで一度降りてみるのもよい選択です。
終点の駅です。標高3,089mに位置し、ヨーロッパ最高所の露天(オープンエア)歯車鉄道の終着駅として知られています。ユングフラウヨッホ鉄道(3,454m)はトンネル内を走るため、屋外を走る歯車鉄道としてはゴルナーグラートがヨーロッパ最高所です。駅を降りると展望台と「3100クルムホテルゴルナーグラート」が直結しています。
2026年最新料金表(夏季・冬季)
以下の料金は2025〜2026年シーズンの参考値です。為替レートや季節により変動するため、購入前に必ずゴルナーグラート鉄道公式サイトまたはSBB公式サイトで最新料金を確認してください。
夏季料金(目安)
夏季(6月中旬〜10月中旬)は観光ピークシーズンにあたり、通常料金が適用されます。
| 区間 | 種別 | 大人(CHF) | 子供6〜15歳(CHF) |
|---|---|---|---|
| ツェルマット↔ゴルナーグラート | 往復(2等) | 約 156 | 約 78 |
| ツェルマット→ゴルナーグラート | 片道(2等) | 約 80 | 約 40 |
| スイストラベルパス適用時(往復) | 約 78(50%割引) | 約 0(ファミリーカード適用時) | |
スイスフランのレートは変動するため、購入時点での円換算額はご自身で確認をお願いします。目安として1CHF=約200円前後で計算されることが多い状況です(2025〜2026年時点)。
冬季料金(目安)
冬季(10月中旬〜6月中旬)も通年で運行しています。冬季の料金は夏季と同等か若干低めに設定されるケースが多いですが、年度によって変動します。
公式サイト情報では、冬季アフターヌーンチケットの通常料金が CHF 96.00 と記載されています。現在の記事では冬季往復を「約 132 CHF」としていますが、最新の正式な冬季往復料金を確認して更新してください。
| 区間 | 種別 | 大人(CHF) | 子供6〜15歳(CHF) |
|---|---|---|---|
| ツェルマット↔ゴルナーグラート | 往復(2等) | 約 132 | 約 66 |
| ツェルマット→ゴルナーグラート | 片道(2等) | 約 68 | 約 34 |
| スイストラベルパス適用時(往復) | 約 66(50%割引) | 約 0(ファミリーカード適用時) | |
スイストラベルパス・ユーレイルパス割引
ゴルナーグラート鉄道はいくつかのパス・割引制度に対応しています。
| パス・割引 | 割引率 | 備考 |
|---|---|---|
| スイストラベルパス(Swiss Travel Pass) | 50%割引 | スイス国内の公共交通が乗り放題になるパス。ゴルナーグラート鉄道は全線50%割引です。 |
| ユーレイルパス(Eurail Pass) | 50%割引 | スイスパスと同様の割引が受けられます。パス保有者は窓口で提示して差額を支払います。 |
| スイスハーフフェアカード | 50%割引 | スイス国内の各種交通を半額で利用できる年会費制パスです。長期滞在者に有効です。 |
| 子供(6〜15歳) | 半額(大人の50%) | スイストラベルパスのジュニアカード(6〜15歳)保有の場合は無料になるケースもあります。 |
| 6歳未満の幼児 | 無料 | 大人同伴の場合、6歳未満は無料です。 |
スイスを複数日周遊する場合、スイストラベルパス(Swiss Travel Pass)はほぼ必携といえます。ICE・インターシティ・地域列車・バスなど広範な交通機関が乗り放題になるうえ、ゴルナーグラート鉄道のような山岳鉄道も50%割引になります。ゴルナーグラート鉄道の往復だけでCHF78前後を節約できるため、スイス滞在中にゴルナーグラート乗車を予定しているならパスの購入を強くおすすめします。
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チケット購入・予約の完全ガイド
予約は必要?不要?(結論と繁忙期の注意点)
結論からいうと、ゴルナーグラート鉄道は基本的に「予約なし・当日乗車」で問題ありません。座席は自由席制で、事前予約がなくても駅窓口またはオンラインで購入したチケットがあれば乗車できます。
ただし、夏の繁忙期(7月・8月の週末、特にお盆にあたる8月中旬)は非常に混雑します。始発の列車が満員で次の便を待つ、という事態も珍しくありません。このような時期は早めの時間帯を狙うか、後述の「始発テクニック」を活用することを強くおすすめします。
通常期:予約不要。当日購入でOKです。
夏の繁忙期(7〜8月):早朝の便は混雑するため、なるべく朝一番を目指しましょう。
座席指定:現状は自由席制です。特定の座席を指定予約する制度は基本的にありません。
3つの購入方法(駅窓口・公式サイト・SBBアプリ)
チケットの購入方法は主に3つあります。
① ツェルマット駅窓口(推奨度:★★★)
ゴルナーグラート鉄道のツェルマット駅(GGB駅)の窓口で当日購入する方法です。スイストラベルパスなど割引パスを持っている場合は、窓口で提示して購入するのがスムーズです。パスの種類によっては窓口でしか割引処理できないこともあります。英語は通じますので語学的な不安は不要です。
② 公式ウェブサイト(推奨度:★★☆)
ゴルナーグラート鉄道の公式サイト(gornergratbahn.ch)でオンライン購入が可能です。QRコード形式のeチケットがメールで届くため、現地での行列を避けられます。ただし、スイストラベルパスを持っている場合はオンラインでの割引処理が複雑なこともあるため、窓口の方が確実な場合もあります。
③ SBBアプリ(推奨度:★★☆)
スイス連邦鉄道のアプリ「SBB Mobile」からも購入できます。ゴルナーグラート鉄道は一部SBBのシステムと連携しているため、アプリ上でもチケット購入・表示が可能です。スイス在住者やリピーターには使いやすい手段ですが、初めての場合は窓口の方がシンプルです。
アフタヌーンチケットとは?(午後割引の使い方)
ゴルナーグラート鉄道には「アフタヌーンチケット(Afternoon Ticket)」という割引チケットがあります。指定の時刻以降(12:15以降)の出発便のみに使える往復チケットで、通常往復料金より20%割引に設定されています。
| 種類 | 利用条件 | 参考価格(夏季) |
|---|---|---|
| 通常往復 | 全時間帯OK | 約 CHF 156 |
| アフタヌーンチケット | 午後出発便のみ(12:15以降) | 通常料金の20%割引 |
アフタヌーンチケットは「景色よりもコスト重視」「午後の空いた時間帯に乗りたい」という方に向いています。ただし、天気がいい日の朝に山の眺望を楽しみたい場合は通常チケットの方がメリットは大きいです。現地の条件・天候と相談しながら選んでください。
・スイストラベルパス、ユーレイルパス、ハーフフェアカードなどの他の割引との併用はできません
・返金・交換不可です
・選択した日付のみの有効です
・冬季と夏季で条件が異なる場合があります
途中下車のルール(往復券で停車駅に寄れるか)
ゴルナーグラート鉄道の往復チケットは、途中の停車駅での下車・再乗車が可能です。たとえばローテンボーデン駅で途中下車してリッフェル湖方面を散策してから、後続の列車に乗り継いでゴルナーグラートへ向かう、という使い方ができます。
・往復チケットで途中駅での下車・再乗車が可能です(当日限り)
・チケット上で指定された発着区間内であれば何度でも乗り降りできます
・当日の有効期限内に出発駅(ツェルマット)まで戻ることが条件です
・追加料金は不要です
※ 条件は年度・チケット種別によって変わる場合があります。購入時に確認することをおすすめします。
時刻表と運行スケジュール【2026年版】
夏ダイヤ(6月中旬〜10月中旬)
夏の観光シーズンは一日の運行本数が多く、利便性が高いです。
| 方向 | 始発 | 最終 | 運行間隔 | 所要時間(直通) |
|---|---|---|---|---|
| ツェルマット → ゴルナーグラート | 約 7:00 | 約 19:00 | 約 24分間隔 | 約 33分 |
| ゴルナーグラート → ツェルマット | 約 7:38 | 約 19:43 | 約 24分間隔 | 約 33分 |
冬ダイヤ(10月中旬〜6月中旬)
冬季は一日の運行本数が夏より少なくなります。ウインタースポーツシーズンの週末は混雑することもあります。
| 方向 | 始発 | 最終 | 運行間隔 | 所要時間(直通) |
|---|---|---|---|---|
| ツェルマット → ゴルナーグラート | 約 8:00 | 約 18:00 | 約 30分間隔 | 約 33分 |
| ゴルナーグラート → ツェルマット | 約 8:43 | 約 18:40 | 約 30分間隔 | 約 33分 |
始発に乗るべき理由とおすすめ時間帯
経験からいって、ゴルナーグラート鉄道は可能な限り始発(または始発に近い早朝の便)に乗ることをおすすめします。理由は3つあります。
私は朝イチの便に乗りました。混雑もそこそこで、乗って少し経つと、あのマッターホルンが「チラリ」と見えます。このチラリ感がまたそそらせる感じでとてもいいです。これがどんどん登っていくにつれていよいよその姿が見えてきます。やはり朝なので天気が良く、最高の景色を見ることができました。
始発を選ぶべき3つの理由
① 雲が少ない アルプスの山は午後になると雲がかかりやすい傾向があります。朝は比較的晴れている確率が高く、マッターホルンの山頂まではっきりと見えるチャンスが多いです。
② 空いている 観光客の多くは「朝ゆっくりして午前中に出発する」スケジュールになりがちです。始発〜早朝の便は観光ピーク時でも比較的空いており、座席もゆったり取れます。
③ 展望スペースを独占できる ゴルナーグラート駅の展望テラスは、観光客が増える昼間は混雑します。早朝に着くと、ほぼ人がいない状態で景色を眺められます。この贅沢は何物にも代えがたいものです。
乗車テクニック — 絶景を最大限に楽しむために
おすすめ座席はどっち?(進行方向・右側 vs 左側)
ゴルナーグラート鉄道に乗ってまず気になるのは「どっちに座ればマッターホルンが見えるか?」という疑問でしょう。これは多くの乗客が知りたがる最重要情報のひとつですが、答えは意外とシンプルです。
登り(ツェルマット → ゴルナーグラート):進行方向に向かって右側の席
下り(ゴルナーグラート → ツェルマット):進行方向に向かって左側の席
つまり、常に「東側(マッターホルン方向)」の席を確保するのが基本戦略です。
実際に複数回乗り比べて気づいたことがあります。「右側がいい」とは言っても、進行方向によって「右側」の概念が変わるので混乱しやすいです。シンプルに言い換えると、「ツェルマット駅のホームで列車に乗り込むとき、ホームの建物側(駅舎側)に近い座席を選ぶ」と覚えると間違いにくいです。より正確には、乗り込んだら窓の外を見てマッターホルンの頂上が見えるかを確認してから座ると確実です。なお、リッフェルアルプ〜ローテンボーデン区間では、進行方向によって山頂が一時的に見えにくくなることもあります。焦らずに楽しんでください。
もう一つの注意点として、座席の「窓際」を確保することも重要です。夏の混雑期には通路側しか空いていないことがありますが、写真を撮りたい場合は窓側に立てる場所を確保するか、窓際の乗客に声をかけてシャッターを切らせてもらいましょう。また、天気が良い日は窓を開けられる場合もあるため、ガラス越しではない撮影チャンスも生まれます。
写真撮影のベストポジション
鉄道からの撮影スポットとして特に注目したいポイントが2か所あります。
リッフェルベルク〜ローテンボーデン区間 この区間は森林限界を超えて見晴らしが一気に開け、マッターホルンと周辺の山々が正面からフレームに収まりやすくなります。右側の窓から標高3,000m超の稜線がパノラマで広がる瞬間は、乗車ハイライトのひとつです。
ゴルナーグラート駅ホーム(到着直後) 終点に着いた瞬間、ドアが開いてホームに降り立つと、正面にマッターホルンと氷河の絶景が広がります。多くの乗客はそのまま展望台へ急ぎますが、まずホームで深呼吸しながら景色を確認するひと手間が、最初の感動を倍増させます。
混雑しやすい時間帯と回避法
混雑のピーク帯は夏の場合10:00〜14:00の中間時間帯です。団体ツアー客・ホテル発のオプショナルツアーが集中するのがこの時間帯で、車内が満員になりやすいです。以下は複数回の現地乗車経験と旅行者の口コミをもとにした目安です(公式データではありません)。
| 時間帯 | 混雑の傾向(経験・口コミベース) | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 始発便 | 比較的空いている傾向。ただし夏の繁忙週末は始発から混む日もあり | ★★★ まず試したい |
| 9:00〜10:00頃 | 徐々に混み始める。ホテル発の観光客が乗り込む時間帯 | ★★☆ |
| 10:00〜14:00 | 最も混雑しやすい。団体ツアー・昼食後組が重なるため座れないケースも | ★☆☆ できれば避けたい |
| 14:00〜16:00 | やや落ち着く時間帯。ただし午後は山頂に雲がかかりやすい点に注意 | ★★☆(天気次第) |
| 最終便2〜3本前 | 比較的空いているが、下山が遅くなるためスケジュール調整が必要 | ★★☆(時間管理が必要) |
上記の混雑傾向は公式統計ではなく、現地乗車経験・旅行者レビュー・口コミを総合した目安です。夏の繁忙期(特に7月〜8月の週末)は始発から満員になる場合もあります。実際のダイヤ・混雑状況は現地や公式サイトでご確認ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 予約は絶対に必要ですか?
基本的には予約なし・当日購入でOKです。ただし夏の繁忙期(7〜8月の週末)は混雑します。座席指定予約の制度は基本的にないため、早めの時間帯の便を狙うことが最善策です。
Q. 雨や曇りの日は乗る意味がありますか?
雨・曇りの日でも乗れますし、山を走る体験自体は楽しめます。ただし山頂付近は雲の中に入ることが多く、マッターホルンが見えない可能性が高くなります。天気予報を確認しながら日程を調整できるなら、晴れ間を狙った方がよいでしょう。なお、「雲海に浮かぶマッターホルン」という幻想的な景色に出会えることもあります。
Q. 車内アナウンスは日本語対応していますか?
一部の車両ではドイツ語・英語・フランス語・日本語のアナウンスが流れることがあります。ただし全列車・全車両が日本語対応しているわけではありません。主要な案内はドイツ語と英語で行われるため、英語が理解できれば基本的な情報は把握できます。
Q. キャンセル・変更はできますか?
オンライン購入したチケットのキャンセルポリシーは購入チャンネルによって異なります。公式サイトやSBBのキャンセル規約を事前に確認してください。窓口購入の場合は基本的に当日であれば出発前のキャンセルが可能なケースが多いですが、ルールは変更されることがあるため、現地窓口に確認することをおすすめします。
Q. 途中下車してもとのチケットで戻れますか?
往復チケットであれば途中駅での下車・再乗車が可能です。ローテンボーデン駅で下車してリッフェル湖付近を散策した後、次の列車でゴルナーグラートへ向かうといった使い方ができます。当日の有効期限内に出発駅(ツェルマット)まで戻れるよう時間管理してください。
Q. 英語はどの程度通じますか?
ツェルマットは国際的な観光地であり、ゴルナーグラート鉄道の駅窓口スタッフも英語対応が可能です。チケット購入や乗車に関する基本的なやりとりは英語で問題なく行えます。
Q. スイストラベルパスがあれば無料で乗れますか?
スイストラベルパス(Swiss Travel Pass)を持っていても無料にはなりません。50%割引が適用されますが、残り50%は追加で支払う必要があります。ゴルナーグラート鉄道は「エクスカーション鉄道」として扱われるため、パスだけでは乗り放題にならない点に注意してください。
ゴルナーグラート到着後の楽しみ — 展望台・ハイキング・クルムホテル
ゴルナーグラート鉄道でたどり着いた先には、鉄道以上の体験が待っています。ここでは到着後に楽しめる主なコンテンツを簡単にご紹介します。詳細はマッターホルン完全ガイドで解説しています。
展望台からの絶景 — 4,000m峰が29座並ぶパノラマ
ゴルナーグラート駅(3,089m)に隣接する展望台は、マッターホルン(4,478m)をはじめスイスとイタリアにまたがる4,000m超の峰々が一望できるヨーロッパ屈指の展望スポットです。晴れた日には、ゴルナー氷河(ヨーロッパ第2位の規模)の広大な白い世界も眼下に広がります。展望台への入場料・アクセス方法・ベストな撮影ポジションの詳細はこちらをご覧ください。
逆さマッターホルン — ローテンボーデン駅で途中下車
ゴルナーグラートへの道中、ひとつ手前の駅「ローテンボーデン(2,825m)」で途中下車すると、徒歩数分でリッフェル湖(Riffelsee)に到達できます。風のない朝の湖面には、マッターホルンが逆さに映り込む「逆さマッターホルン」の絶景が現れます。この撮影スポットの詳細とベストシーズン・天気の読み方はこちらで解説しています。
ゴルナーグラート周辺のハイキングコース
ゴルナーグラート周辺にはツェルマット屈指のハイキングルートが整備されています。ゴルナーグラートからリッフェルベルク・リッフェルアルプへの下りルートは、氷河とマッターホルンを眺めながら歩ける人気コースです。歩行時間・難易度・シーズン情報などの詳細は下記をご確認ください。
3100クルムホテルゴルナーグラート — 標高3,100mのレストラン
展望台に直結する「3100クルムホテルゴルナーグラート」は、スイスで最も標高の高い場所に建つホテルです。宿泊はもちろん、日帰りのランチ・カフェ利用も可能で、山頂で味わうスイス料理は格別です。料金・予約方法・おすすめメニューの詳細はこちらをご覧ください。
展望台・ハイキング・逆さマッターホルン・クルムホテルの詳細は、マッターホルン完全ガイドにすべてまとめています。
まとめ
ゴルナーグラート鉄道は、ツェルマットから標高3,089mのゴルナーグラートまでを結ぶスイスを代表する山岳鉄道です。約33分・6停車駅を経て登っていく車窓は、それ自体が絶景体験となります。乗車前に押さえておきたいポイントをまとめました。
- ゴルナーグラート鉄道はツェルマット(1,604m)からゴルナーグラート(3,089m)へ、約33分・6駅で結ぶヨーロッパ最高所の露天歯車鉄道です(ユングフラウヨッホはトンネル走行のため「露天」としてはゴルナーグラートが最高所)。
- 夏季往復料金は大人約CHF156(2等)、冬季は約CHF132が目安。スイストラベルパス保有者は50%割引(約CHF78)になります。
- チケットは基本的に当日・窓口購入でOK。午後出発のみに使えるアフタヌーンチケット(約CHF88〜100)でコスト節約も可能です。
- 時刻表は夏ダイヤ(7時頃始発・24分おき)、冬ダイヤ(8時頃始発・30分おき)。公式サイトで最新版を確認してください。
- おすすめ座席は登り方向の進行方向右側(東側)。マッターホルンが最も見やすい位置です。
- 始発便が最強の選択です。雲が少なく空いていて、展望スペースをほぼ独占できます。
- 終点到着後は展望台・ハイキング・逆さマッターホルン・クルムホテルと体験が続きます。詳細はマッターホルン完全ガイドへ。
スイス旅行の際は、山岳鉄道の乗車だけでなく、現地の食文化も楽しんでみてください。チーズフォンデュやラクレットといった定番から、知られざる郷土料理まで、スイスのグルメ情報はこちらで詳しく解説しています。
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