【2026年最新】ルーブル美術館のチケット予約・入場料 完全ガイド|公式サイトの買い方と当日券まで旅行会社が解説

ナポレオン中庭に建つルーブル美術館のガラスのピラミッドと、それを囲む宮殿の翼棟
ナポレオン中庭のガラスのピラミッド。ここが正面入口

Photo: Maksim Sokolov / CC BY-SA 4.0 — via Wikimedia Commons

Epic Traverse プロフィール
Epic Traverse 監修
ヨーロッパ旅行の設計・手配を専門とする旅行会社です。フランスはパリを中心に、鉄道と美術館の入場予約を組み合わせた個別手配を手がけています。この記事の入場料・開館時間・入口・館内規則は、すべてルーブル美術館の公式サイト(louvre.fr)で2026年8月25日に確認した内容です。

パリのルーブル美術館は、2026年1月14日から住んでいる場所によって入場料が変わる二段階の料金になりました。EEA(欧州経済領域)の外に住む日本からの旅行者は32ユーロ、EEA居住者は22ユーロです。この記事では、入場料と予約の要否、公式サイトでの買い方、無料になる日、開館時間、4つの入口の使い分けまで、ヨーロッパ旅行を専門とする旅行会社が公式情報をもとに解説します。

この記事でわかること
  • 2026年の入場料 — EEA域外32ユーロ・EEA居住者22ユーロの二段階と、円でいくらか
  • 予約は必須か — 2026年7月1日〜8月31日は全員必須。それ以外の時期の考え方
  • 買い方は3通り — 公式サイト・日本語で買える窓口・パリ・ミュージアムパスの使い分け
  • 無料で入れる人と日 — 18歳未満・毎月第1金曜18時以降・7月14日
  • 当日つまずかないために — 4つの入口の使い分け、再入場不可、ロッカーのサイズ
目次
  1. まず全体像|2026年のチケット早見表
  2. 入場料はいくら?|EEA域外は32ユーロ【2026年1月14日改定】
  3. 予約は必須?|2026年7〜8月と、それ以外の時期
  4. チケットの買い方は3通り|どれを選ぶか
  5. 公式サイトでの買い方|画面の順番どおりに
  6. パリ・ミュージアムパスで入る場合の注意点
  7. 無料で入れる人・無料になる日
  8. 開館時間・休館日と、ねらい目の時間帯
  9. アクセスと4つの入口|混雑を避ける入り方
  10. 当日券は買える?|売り切れたときの選択肢
  11. 日本語で回るには|オーディオガイドとガイドツアー
  12. 所要時間の目安と、時間別の回り方
  13. 2026年の館内事情|アポロンギャラリーと閉室情報
  14. よくある質問
  15. まとめ|出発前のチェックリスト
€32/EEA域外
日本から行く場合の入場料(2026年1月14日〜)
曜休館
水・金は21時までのナイト開館
9言語
公式オーディオガイドの対応言語。日本語あり
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時間指定の入場予約が増えたヨーロッパでは、どの施設をどの順で押さえるかで一日の密度が変わります。
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まず全体像|2026年のチケット早見表

ルーブル美術館のチケットは、2026年に入って料金の仕組みそのものが変わりました。先に全体を1枚にまとめます。細かい条件は次のセクション以降で順に見ていきます。

項目2026年8月25日時点の内容
入場料(EEA域外・日本在住者)32ユーロ(2026年1月14日改定)
入場料(EEA居住者・市民)22ユーロ
18歳未満無料
26歳未満のEEA居住者無料
オーディオガイド6ユーロ(日本語を含む9言語)
開館時間月・木・土・日 9:00〜18:00/水・金 9:00〜21:00
休館日毎週火曜、1月1日、5月1日、12月25日
最終入場閉館の1時間前
予約2026年7月1日〜8月31日は全員必須。それ以外も時間指定での事前購入が基本
再入場できません(一度出たら終了)

この記事の金額・時間は、すべてルーブル美術館公式サイト(louvre.fr)の Hours & admission ページで2026年8月25日に確認した値です。料金と開館時間は改定されることがあるため、購入直前に公式サイトでご確認ください。

入場料はいくら?|EEA域外は32ユーロ【2026年1月14日改定】

結論から言うと、日本に住んでいる旅行者の入場料は32ユーロです。2026年1月14日から、ルーブル美術館は住んでいる場所によって料金が変わる二段階の体系になりました。EEA(欧州経済領域)に住んでいる人・EEA市民は22ユーロのまま、それ以外は32ユーロです。報道では二重価格と呼ばれることもあります。日本のガイド記事にはまだ22ユーロと書かれているものが残っているので、予算を組むときは注意してください。

ルーブル美術館のガラスのピラミッド内部、地下のナポレオンホールに下りるエスカレーターと来館者
ピラミッド地下のナポレオンホール。入場ゲートはこの階

Photo: Mario Sánchez Prada / CC BY-SA 2.0 — via Wikimedia Commons

€32
EEA域外に住む来館者の入場料。EEA居住者の22ユーロとの差は10ユーロです。2026年1月14日の改定で導入されました。

円ではいくらになるか

ユーロのままだと実感がつかみにくいので、円に直しておきます。

EEA居住者・EEA市民
€22/約4,090円
  • フランスの滞在許可証を持つ日本国籍の方もこちら
  • 提示できる書類が必要です
  • 26歳未満のEEA居住者は無料

※ 円換算は2026年8月25日時点の参考レート1ユーロ=約186円(xe.com、07:22 UTC の 185.84円)で算出した目安です。為替は日々動くため、計画時に最新レートをご確認ください。

なぜ二段階になったのか

ルーブル美術館は世界でも有数の来館者数があり、施設の維持と改修に多額の費用がかかります。この改定は、来館者の集中と建物の老朽化への対応で、EEA域外からの来館者に上乗せする形で財源を確保する狙いだと報じられています。同様の動きはフランスの他の人気施設にも広がる見込みだとされています。

2026年1月14日
二段階料金の適用開始
EEA域外の来館者が32ユーロ、EEA居住者・市民が22ユーロに。公式サイトの料金ページにもこの日付が明記されています。
2026年7月1日
夏季の予約義務化が始まる
この日から8月31日まで、一部の会員カード保有者などを除く全来館者に事前予約が求められる期間に入りました。
2026年8月31日
夏季の予約義務化の期限
公式サイトに記載された期間の終わりです。9月以降の扱いは公式サイトの告知で確認してください。

チケット1枚で何が見られるか

32ユーロのチケットで、ルーブル美術館の常設展示に入場できます。企画展が開かれている時期は、その内容によって扱いが変わることがあるため、目当ての展示がある場合は購入画面で対象に含まれているかを確認してください。オーディオガイドは別料金(6ユーロ)です。

1人が買えるチケットは最大6枚まで。オーディオガイドも1人あたり6台までです。大人数のグループで訪れる場合は、複数のアカウントに分けるか、団体向けの手続きが必要になります。

予約は必須?|2026年7〜8月と、それ以外の時期

「ルーブルは予約なしでも入れる?」は、この美術館でいちばん多い疑問です。結論から言えば、2026年7月1日から8月31日までは全来館者に予約が求められます。この期間は公式サイトのトップページにも見出しとして掲げられています。それ以外の時期は「予約必須」という告知は出ていませんが、時間指定で事前に買っておくのが実質的な標準になっています。

予約義務がある期間の除外対象

夏季の予約義務には除外対象があります。公式サイトには、Amis du Louvre(友の会)会員、CLEF+会員、パトロン、障害のある来館者、公認ガイド、ICOM会員、アーティスト、ルーブル美術学校の学生、記者、AICA会員、FAIカード保有者が挙げられています。一般の旅行者はこのいずれにも当てはまらないため、この期間に訪れるなら予約を取ってください。

1
入口での待ち時間が変わる
ピラミッド入口には「チケット・パス保有者」と「チケットなし」で別の列があります。持っている側に並べるだけで、列の進み方がまったく違います。
2
入りたい時間に入れる
時間指定なので、午前の予定と組み合わせて動けます。現地で「今日は何時なら入れるか」を探す時間がなくなります。
3
売り切れの影響を受けない
当日の現地販売は「空きがあれば」です。混雑期はその空きが出ないことがあります。
7/1–8/31
2026年に全来館者へ予約が求められる期間。公式サイトのトップページと料金ページの両方に明記されています。

いつから買えるか

公式のチケットサイトでは、訪問日を選ぶカレンダーから購入します。何日前から発売されるかは、公式には明示されていません。実務としては、旅程が固まった時点で日付と時間を押さえておくのが確実です。特に夏季と週末は早めに動いてください。

予約を取る順番にもコツがあります。先に決めるのは「パリの何日目に行くか」で、次に時間帯、最後に他の予定を合わせます。ルーブル美術館は半日近く使う施設なので、後から差し込もうとすると他の予約とぶつかります。火曜が休館である点も、日程を決める段階で外しておいてください。

チケットの買い方は3通り|どれを選ぶか

買い方は大きく3つあります。どれが正解ということはなく、語学に不安があるか、他の美術館も回るか、で選ぶのが現実的です。

ルーブル宮殿のリシュリュー翼に面した中庭と、そこに置かれた大理石の彫刻群
リシュリュー翼の彫刻中庭。ガラス屋根から光が入る

Photo: Fred Romero / CC BY 2.0 — via Wikimedia Commons

① 公式サイトで買う
louvre.fr — 手数料なしの正規ルート
  • 画面は英語かフランス語です
  • 入場料そのままの金額で買えます
  • オーディオガイドも同時に予約できます
  • 日付と時間を自分で選びます
夕暮れのクール・カレ(方形中庭)と、照明に照らされた噴水およびルーブル宮殿の四方の建物
宮殿時代の姿を残すクール・カレ(方形中庭)

Photo: Benh LIEU SONG / CC BY-SA 3.0 — via Wikimedia Commons

② 日本語で買える窓口を使う
語学に不安がある場合の選択肢
  • 日本語の画面で手続きできます
  • 手数料が上乗せされる場合があります
  • ガイドや他施設とのセットもあります
  • 取消条件は購入前に確認してください

③ パリ・ミュージアムパスを使う

パリとその近郊の美術館・史跡をまとめて回れる周遊パスです。ルーブル美術館も対象に含まれており、パリで何館も回る予定があるなら選択肢になります。ただしパスを持っていれば予約なしで入れる、という理解は誤りです。詳しくは次のセクションで説明します。

公式が注意を呼びかけている「チケット詐欺」。ルーブル美術館は公式サイトで、公式を装ったミラーサイトが増えていること、「行列をスキップできる」とうたうチケットや路上の非正規販売者から買わないことを呼びかけています。そうしたチケットでは入場を断られる場合があると明記されています。購入先のドメインが正規のものか、必ず確認してください。

公式サイトでの買い方|画面の順番どおりに

公式サイトでの購入は、画面の指示どおりに進めば難しくありません。英語表示に切り替えたうえで、次の順で進みます。

1
公式サイトから購入ページへ進む
louvre.fr の「Tickets」から入ります。似た名前のサイトが検索結果に並ぶため、ドメインが louvre.fr であることを確認してください。画面右上の言語切替で English を選ぶと読みやすくなります。
2
チケットの種類を選ぶ
個人での見学なら、美術館の個人向け入場チケットを選びます。ガイドツアーやアクティビティは別の区分になっています。
3
日付をカレンダーから選ぶ
火曜は休館なので選べません。選べない日が続いている場合は、その日程が埋まっているか休館日です。
4
入場時間を選ぶ
時間指定制です。指定した時間に入口へ向かいます。開館直後と閉館前の時間帯は、一日の中でも来館者が少なめになりやすい時間です。
5
枚数と区分を選ぶ
1人あたり最大6枚まで。18歳未満は無料区分を選びます。無料区分でも入場には予約が要る点に注意してください。オーディオガイドを使うならここで一緒に押さえます。
6
アカウントを作って支払う
初めてなら「Sign up」からアカウントを作ります。支払い後、メールでチケットが届きます。スマホで表示できますが、通信が不安定な場所もあるため、画面のスクリーンショットか印刷を用意しておくと安心です。

購入画面で「寄付」を求められることがあります。任意なので、不要なら選択しないまま進めて構いません。合計金額に加算されていないかを、支払い前に確認してください。

予約の手配ごと任せたいときは
美術館の時間指定予約と鉄道の手配をまとめて。フランス旅行を専門とする旅行会社が、日程に合わせて組み立てます。

パリ・ミュージアムパスで入る場合の注意点

パリ・ミュージアムパスはルーブル美術館を対象に含んでいます。ただしここには、現地で戸惑う人がいちばん多い落とし穴があります。

パスがあっても、時間指定の予約は別に取る

パスは入場料をカバーするものであって、入場枠そのものではありません。ルーブル美術館については、パス保有者もルーブル公式のチケットサイトで時間指定の予約を別に取る運用になっています。予約自体の金額は0ユーロで、パスの番号を入力して枠を確保する形です。パスの日本の正規販売店も、同じ手順を案内しています。

「パスがあるから並べばいい」で行くと入れないことがあります。特に予約義務のある夏季は、パス保有者も予約枠を持っていることが前提です。パスが手元に届いたら、ルーブルの分だけは先に枠を取ってください。

パスの料金は公式サイトで確認を

パリ・ミュージアムパスは2日券・4日券・6日券があります。料金は2026年に改定されており、情報源によって記載額が食い違っています。購入前に必ず公式サイトで最新の金額をご確認ください。

パスが得になるかの見きわめ
「何館回るか」より「1日に何館回れるか」で考えると外しません

手配の現場でよく相談されるのが、パスを買うべきかどうかです。判断のコツは、館数ではなく1日に現実的に回れる数で考えることです。ルーブル美術館だけで半日近く使うので、同じ日に詰め込めるのはあと1館か2館。パスの有効日数のあいだに、その密度で動き続けられる日程かどうかを先に確かめると、迷いが減ります。

無料で入れる人・無料になる日

「ルーブル美術館は無料になるの?」という質問はよく検索されています。全員が無料になる制度はありませんが、条件に当てはまれば無料で入れます。

いつでも無料になる人

🧒
18歳未満
身分証の提示が必要です
🎓
26歳未満のEEA居住者
写真付き身分証か90日超の滞在許可証
障害のある方と同伴者1名
優先入場の列も使えます
🎨
EEA各国の美術系教員
造形・考古・応用美術・建築・美術史
🏛️
ICOM会員
国際博物館会議の会員証
📰
記者
有効なプレスカードが必要です

このほか、EEA居住の求職者・生活支援の受給者も、有効な書類があれば無料の対象です。日本から旅行で訪れる大人は、基本的にこのいずれにも当てはまりません。

無料になる日と時間帯

タイミング条件
毎月第1金曜 18時以降7月と8月は対象外です。金曜は21時までのナイト開館なので、実質3時間の枠になります
7月14日フランス革命記念日。パリ全体が混み合う日でもあります

無料の日でも予約が必要とされています。むしろ無料の枠は早く埋まるため、日程が合うなら発売と同時に押さえる意識でいてください。混雑もその分だけ強くなります。ゆっくり見たい方には、通常料金の平日午前のほうが向いています。

開館時間・休館日と、ねらい目の時間帯

ルーブル美術館は毎週火曜が休館です。パリ滞在が短い方ほど、ここを取り違えると立て直しがききません。曜日ごとに閉館時間も違います。

曜日開館時間最終入場
月曜9:00〜18:0017:00
火曜休館
水曜9:00〜21:00(ナイト開館)20:00
木曜9:00〜18:0017:00
金曜9:00〜21:00(ナイト開館)20:00
土曜9:00〜18:0017:00
日曜9:00〜18:0017:00

このほか、1月1日・5月1日・12月25日は終日休館です。年末年始や連休にパリを訪れる場合は、この3日を先に外して日程を組んでください。

夜間にライトアップされたルーブル美術館のガラスのピラミッドと、水面に映る宮殿の明かり
水曜と金曜は21時まで。日が暮れてからの中庭

Photo: Shubhagata Sengupta shxb / CC0 — via Wikimedia Commons

展示室が閉まるのは閉館の30分前

公式には、最終入場が閉館の1時間前、展示室の退出が閉館の30分前とされています。つまり18時閉館の日に17時に入ると、実際に絵を見られるのは30分程度です。「最終入場に間に合えば1時間見られる」という前提で組むと、館内で急かされることになります。

閉館時間から逆算してください。18時閉館の日なら、展示室に居られるのは17時30分まで。ゆっくり見たいなら遅くとも16時30分には入場しておきたいところです。ナイト開館の水・金なら、21時閉館に対して展示室は20時30分までとなります。

🌅 開館直後(9:00〜10:30)
代表作の前の人が最も少ない時間帯です。モナ・リザを落ち着いて見たいなら、この枠を取って最初に向かうのが確実です。
☀️ 昼(11:00〜16:00)
一日で最も混み合う時間帯です。団体も重なります。この時間しか取れないなら、代表作は後回しにして空いている棟から回るほうが快適です。
🌙 ナイト開館(水・金の夕方以降)
昼の団体が引いたあとの時間帯です。閉館の30分前に展示室が閉まる点だけ計算に入れておけば、静かな鑑賞ができます。
最終入場に間に合うことと、ゆっくり見られることは別の話です。閉館の90分前までに入っておくと、館内での時間の使い方がまるで変わります。

アクセスと4つの入口|混雑を避ける入り方

ルーブル美術館には入口が4つあります。ただし誰でも使える入口は限られています。ここを取り違えると、遠回りして正面の列に戻ることになります。

🔺
ピラミッド
個人客のメイン入口。チケット保有者の列と、チケットなしの列が分かれています
🛍️
カルーゼル
99 rue de Rivoli。団体・カード会員・チケット保有者が使えます
🎟️
リシュリュー
団体・ガイドツアー・アクティビティ参加者・会員カード保有者向け。一般のチケットでは入れません
🦁
ポルト・デ・リオン
Quai François Mitterrand。チケット保有者専用。毎日18時に閉鎖、最終入場17時

「リシュリュー入口なら空いている」という案内には注意してください。公式サイトの記載では、リシュリュー入口を使えるのは団体・ガイドツアー・アクティビティ参加者・オーディトリアム利用者・会員カード保有者です。オンラインで一般チケットを買っただけでは対象外です。また17時30分以降(水・金は19時30分以降)は閉鎖されます。

カルーゼル・デュ・ルーブルの逆さピラミッドと、その真下に据えられた小さな石のピラミッド、周囲の来館者
カルーゼル・デュ・ルーブルの逆さピラミッド

Photo: VillageHero / CC BY-SA 2.0 — via Wikimedia Commons

メトロとバスでの行き方

最寄りはメトロ1号線・7号線の Palais-Royal / Musée du Louvre 駅です。14号線の Pyramides 駅も使えます。1号線はシャンゼリゼやバスティーユ方面から一本で来られるため、パリ観光の動線に組み込みやすい駅です。

🚇
メトロ
1・7号線 Palais-Royal / Musée du Louvre/14号線 Pyramides
🚌
バス
21・27・39・67・68・69・72・74・85・95系統

Palais-Royal / Musée du Louvre 駅から地下でつながっているのがカルーゼル入口です。地上に出ずに進めるので、雨の日や真夏の日中はこちらが快適です。ただし使えるのはチケットを持っている場合です。

ルーブル美術館の西側にはチュイルリー公園が広がり、その先がコンコルド広場です。見学のあとに公園を抜けて広場まで歩けば、パリの中心軸をそのままたどることになります。歩きやすい道なので、館内で疲れた足には向いています。

入口を決めてから予約時間を決める
「どの入口から入るか」を先に決めておくと、当日の迷いがなくなります

手配の現場では、入場時間だけでなく入口も一緒にお伝えするようにしています。ピラミッドは分かりやすい代わりに中庭を横切る必要があり、真夏や雨の日は体力を使います。地下でつながるカルーゼルなら天候の影響を受けません。ポルト・デ・リオンは18時に閉まるので、夕方以降の予約なら最初から候補から外します。この判断を前日までに済ませておくだけで、当日の動きが軽くなります。

当日券は買える?|売り切れたときの選択肢

「当日券は買えない」と書いている記事がありますが、公式サイトには当日・現地での販売があると記載されています。ただし条件は「空きがあれば」で、確実に入れる保証はありません。支払いはクレジットカード、chèque vacances(ANCV)、現金に対応しています。

当日券が現実的なケース・そうでないケース

現実的に狙えるとき
条件が揃えば当日でも入れます
  • 予約義務期間(7〜8月)以外の平日
  • 閑散期の午後遅い時間
  • ナイト開館の日の夕方以降
  • 時間に融通が利く日程のとき
避けたほうがよいとき
当日券をあてにしない日程
  • 2026年7月1日〜8月31日(予約義務期間)
  • 土日祝と学校休暇の時期
  • 無料になる第1金曜の夕方
  • パリ滞在が1〜2日しかないとき

公式サイトで売り切れていたときの手立て

希望日が埋まっていても、打つ手はあります。キャンセルが戻ることがあるため、出発前に何度か画面を見直す価値があります。また、ガイドツアーやアクティビティは入場チケットとは別の枠で販売されているため、そちらに空きが残っていることがあります。日本語で買える窓口が独自に枠を確保している場合もあります。

どうしても日程が合わない場合は、ルーブルを別の日に振り替えるほうが結果的に満足度が上がります。半日近く使う施設なので、無理に押し込むと他の予定まで崩れます。パリ滞在が3日以上あるなら、火曜を避けたうえで組み替える余地があります。

日程の組み替えに迷うときは
休館日と予約枠を踏まえて、パリの何日目に入れるかから設計します。フランス旅行を専門とする旅行会社にご相談ください。

日本語で回るには|オーディオガイドとガイドツアー

展示のキャプションはフランス語と英語が基本です。日本語で理解しながら回りたい場合、選択肢は2つあります。

公式オーディオガイドには日本語がある

ルーブル美術館の公式オーディオガイドは9言語に対応しており、日本語が含まれています(フランス語・英語・スペイン語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語・中国語・韓国語・日本語)。料金は6ユーロ、1人あたり6台まで借りられます。チケットと同時に予約でき、館内でも借りられます。館内で配られる館内マップも同じく9言語で用意されています。

赤い壁に大画面の絵画が並ぶルーブル美術館の展示室と、作品を見て回る来館者たち
赤い壁に大作が並ぶ絵画の展示室

Photo: David McSpadden / CC BY 2.0 — via Wikimedia Commons

オーディオガイド
6ユーロ・日本語対応
  • 自分のペースで止められます
  • 見たい作品だけ選んで聞けます
  • 費用を抑えられます
  • 疑問をその場で聞くことはできません
日本語ガイドツアー
主要作品を効率よく
  • 質問にその場で答えてもらえます
  • 広い館内で迷いません
  • 入場チケットとは別料金です
  • 集合時間に縛られます

公式のガイドツアーやアクティビティは、入場料に加えて12ユーロ(対象者は9ユーロ)が必要です。日本語のガイドツアーは、公式ではなく外部の会社が催行しているものが中心です。

🎧
手配実務の視点
「日本語がある」ことが、滞在時間の質を変える

ヨーロッパの大型美術館では、日本語の音声ガイドが用意されていない施設も珍しくありません。ルーブル美術館は公式に日本語を含む9言語をそろえているので、事前の予習をそれほどしなくても展示の背景をたどれます。ご予約をお受けするときも、語学に不安があるお客様にはまずここをお伝えしています。6ユーロで滞在の理解度が変わるなら、費用対効果は高いほうです。

所要時間の目安と、時間別の回り方

「ルーブルは何時間あれば回れる?」もよく検索される疑問です。結論から言えば、代表作を押さえるだけなら2時間、館内を歩いて味わうなら3〜4時間が目安になります。すべてを見るという発想は現実的ではありません。

2時間コース
代表作を押さえる
  • ドゥノン翼に絞ります
  • モナ・リザ、サモトラケのニケ、ミロのヴィーナス
  • 移動が短く、体力の消耗が少ない
  • 午後からの予定と組み合わせやすい
3〜4時間コース
棟をまたいで歩く
  • ドゥノン翼+シュリー翼かリシュリュー翼
  • 古代エジプト・古代オリエントの展示も
  • 宮殿だった建物そのものを見られます
  • 途中で休憩をはさむ前提で組みます
ルーブル美術館の大階段の踊り場に据えられたサモトラケのニケの彫像を見上げる来館者
大階段の踊り場に立つサモトラケのニケ

Photo: Wilfredor / CC0 — via Wikimedia Commons

ルーブル美術館サル・デ・ゼタで、柵の向こうのガラスケースに収められたモナ・リザを撮影する大勢の来館者
モナ・リザの前。柵の外から見る形になる

Photo: Stefan Wloch / CC BY-SA 2.0 — via Wikimedia Commons

代表作3点の位置関係

限られた時間で回るなら、位置関係を先に頭に入れておくと迷いません。モナ・リザはドゥノン翼の1階(日本でいう2階)、サル・デ・ゼタ(諸国家の間・711号室)に展示されています。そこへ向かう大階段の踊り場にサモトラケのニケが据えられているので、モナ・リザを目指せば途中で自然に通ります。ミロのヴィーナスは古代ギリシャ彫刻の展示エリアです。展示室は改修で移ることがあるため、入口で配られる館内マップ(日本語あり)で当日の位置を確かめてください。

再入場はできません。公式の館内規則には「いったん退出したら、その退出は最終的なものになる」と明記されています。同じチケットで出入りを繰り返すことはできないため、昼食で外に出て戻る、という組み方は成立しません。館内のカフェを使うか、見終えてから外に出る前提で予定を立ててください。

🖼️
鑑賞の視点
「全部見る」を捨てると、残るものが増える

ルーブル美術館は宮殿がそのまま展示室になった建物です。順路を端から歩くだけで数時間が過ぎます。旅程を組むときにおすすめしているのは、先に「これは見る」という作品を3〜5点えらんでおき、あとは歩いていて足が止まった部屋に入る回り方です。目的の作品にたどり着く前に消耗してしまうより、記憶に残る時間が長くなります。

🗓️
旅行会社の視点
パリの「何日目」に入れるかで満足度が変わる

時差のある日本からパリに着いた当日、あるいは翌日の午前にルーブルを入れる旅程を見かけますが、半日近く歩き続ける施設なので、体力が戻っていない時期に当てるのはもったいない使い方です。到着日は移動と休息に充て、ルーブルは滞在の2日目以降、できれば午前の枠に置く。手配の際は火曜の休館日と合わせて、この順番から先に決めています。

2026年の館内事情|アポロンギャラリーと閉室情報

ルーブル美術館は大規模な維持・改修工事を進めており、日によって閉まっている展示室があります。目当ての作品がある場合、ここを確認しないまま行くと空振りになります。

金箔と天井画で装飾されたルーブル美術館のギャラリー・ダポロンの長い回廊と装飾天井
ギャラリー・ダポロンの装飾天井(宝飾品の展示があった時期の撮影)

Photo: Wilfredor / CC0 — via Wikimedia Commons

ギャラリー・ダポロン(アポロンギャラリー)の現状

ドゥノン翼にあるギャラリー・ダポロンは、金箔と天井画で覆われた17世紀の装飾空間です。ここは2025年10月に起きた盗難事件のあと閉鎖されていました。複数の美術メディアは、2026年7月22日に再開したと報じています。ただし収蔵されていた王室の宝飾品は戻っておらず、建築と装飾そのものを見る空間として公開されているとされています。

ただし、公式サイトの「開室リスト」で閉室と表示される日もあります。この記事の確認時点でも閉室と出ていました。再開後も、改修や当日の事情で閉まることがあります。この部屋を目当てにするなら、訪問日の朝に開室リストで必ず確認してください。

閉室情報の確認のしかた

ルーブル美術館は公式サイトに開室している部屋の一覧を用意しており、日ごとに更新されます。空調のない展示室があるため、真夏の高温時には当日に閉まる部屋が出ることも公式に告知されています。改修による閉室と合わせて、朝のうちに見ておくのが確実です。

当日の朝に見ておく1ページ
「開室リスト」は前日ではなく、出発する朝に見るのが正解です

公式サイトの List of available galleries は、その日に開いている部屋を一覧できるページです。閉室の理由は改修だけでなく、人員の都合や当日の気温でも変わります。前日に見て開いていても、当日に閉まることがあります。ホテルを出る前にスマートフォンで開いて、目当ての部屋の状態を見てから動く——それだけで空振りを避けられます。

持ち物と館内のルール

入口では全員がセキュリティチェックを受けます。持ち込みには制限があるので、荷物は少なめにしてください。

🧳
大型荷物は持込不可
スーツケースと大きなバッグは館内に入れられません
🔐
ロッカーは無料
55×35×20cm まで。ピラミッド地下とポルト・デ・リオンにあります
📷
撮影は個人利用ならOK
常設展示のみ。企画展は別のルールがあります
🚫
自撮り棒・フラッシュは禁止
照明機材も使えません

ロッカーの荷物は当日中に引き取る必要があり、貴重品について美術館は責任を負わないとされています。武器・工具・引火性のもの・作品を傷める恐れのあるスプレー類、そして動物(介助犬を除く)は持ち込めません。

よくある質問

ルーブル美術館は2026年に無料になるのですか?
全員が無料になる制度はありません。無料になるのは、18歳未満・26歳未満のEEA居住者・障害のある方と同伴者1名などの条件に当てはまる場合と、毎月第1金曜の18時以降(7月・8月を除く)、および7月14日です。日本から旅行で訪れる大人の入場料は32ユーロです。
2026年の入場料はいくらですか?
EEA域外に住む来館者は32ユーロ、EEA居住者・EEA市民は22ユーロです。2026年1月14日の改定で二段階になりました。18歳未満は無料、26歳未満のEEA居住者も無料です。
チケットは日本円でいくらですか?
32ユーロは、2026年8月25日時点の参考レート(1ユーロ=約186円)でおよそ5,950円です。為替は日々動くため、購入時のレートでご確認ください。支払いはユーロ建てになります。
チケットは公式サイトで買えますか?
買えます。louvre.fr の公式チケットページから、日付と時間を選んで購入します。画面は英語かフランス語です。公式を装ったミラーサイトが増えていると美術館自身が注意を呼びかけているため、ドメインが louvre.fr であることを確認してください。
予約なしでも入れますか?
2026年7月1日から8月31日までは、一部の会員カード保有者などを除く全来館者に予約が求められます。それ以外の時期は「予約必須」の告知は出ていませんが、当日の現地販売は空きがある場合に限られます。時間指定で事前に買っておくのが確実です。
パリ・ミュージアムパスがあれば予約なしで入れますか?
入れません。パスは入場料をカバーするものであって、入場枠ではありません。ルーブル美術館については、パス保有者も公式のチケットサイトで時間指定の予約(金額は0ユーロ)を別に取る運用になっています。パスが届いたら、先に枠を確保してください。
ルーブル美術館の2026年の休館日はいつですか?
毎週火曜が休館です。加えて1月1日・5月1日・12月25日が終日休館です。水曜と金曜は21時までのナイト開館、それ以外の開館日は18時までです。
3時間で回れますか?1日必要ですか?
代表作を押さえるだけなら2時間、館内を歩いて味わうなら3〜4時間が目安です。3時間あればドゥノン翼に加えてもう1つの翼を回れます。すべての展示を見ることは現実的ではないので、先に見たい作品を決めておくのが結果的に満足度を上げます。
平均的な滞在時間はどのくらいですか?
美術館が公式に平均滞在時間を公表しているわけではありません。館の広さと動線から、代表作中心で2時間前後、じっくり回る方で3〜4時間というのが実務上の目安になります。閉館の30分前に展示室が閉まる点も計算に入れてください。
モナ・リザは何階にありますか?
ドゥノン翼の1階(日本でいう2階)にあるサル・デ・ゼタ(諸国家の間)に展示されています。大階段を上がる途中の踊り場にサモトラケのニケがあり、その先が同じ翼になります。
モナ・リザが見られないことはありますか?
展示室が改修や当日の事情で閉まると見られません。ルーブル美術館は公式サイトに日ごとの開室リストを公開しているので、訪問日の朝に確認してください。開いている場合でも代表作の前は人が多く、落ち着いて見たいなら開館直後の枠が確実です。
並ばずに入るにはどうすればいいですか?
時間指定のチケットを事前に買い、指定時間に向かうのが基本です。ピラミッド入口はチケット保有者の列とチケットなしの列が分かれています。ただし列の有無にかかわらず、全員がセキュリティチェックを受けます。「行列をスキップできる」とうたう非公式のチケットは、入場を断られる場合があると美術館が注意喚起しています。
いったん外に出て、また戻れますか?
戻れません。公式の館内規則で、いったん退出したらその退出は最終的なものになると定められています。昼食で外に出て戻る組み方はできないため、館内のカフェを使うか、見終えてから外に出る前提で予定を立ててください。
荷物は預けられますか?
スーツケースや大きなバッグは館内に持ち込めません。55×35×20cm までの荷物なら、ピラミッド地下とポルト・デ・リオンにあるセルフサービスのロッカーを無料で使えます。当日中に引き取る必要があり、貴重品について美術館は責任を負わないとされています。

まとめ|出発前のチェックリスト

ルーブル美術館は、2026年に料金の仕組みと夏季の予約ルールが変わりました。出発前に押さえておきたい点をまとめます。

📋 ルーブル美術館 出発前チェックリスト
  • 入場料は32ユーロ — EEA域外に住む人の料金。22ユーロと書かれた古い情報に注意
  • 火曜は休館 — 1月1日・5月1日・12月25日も終日休館
  • 時間指定で事前に買う — 2026年7月1日〜8月31日は全員必須
  • ミュージアムパスでも予約は別 — 金額0ユーロの枠を公式サイトで取る
  • 閉館の90分前までに入る — 展示室は閉館の30分前に閉まります
  • 再入場はできない — 昼食で外に出て戻る組み方は成立しません
  • 入口を先に決めておく — 一般チケットで使えるのはピラミッド、カルーゼル、ポルト・デ・リオン
  • 荷物は55×35×20cm まで — スーツケースは持ち込めません。ロッカーは無料
  • オーディオガイドは日本語対応 — 6ユーロ。チケットと同時に予約できます
  • 当日の朝に開室リストを見る — 目当ての部屋が開いているか確認してから出発
チュイルリー公園側から見たルーブル宮殿の長い翼棟と、手前に広がる並木道
チュイルリー公園側から見たルーブル宮殿

Photo: DiscoA340 / CC BY-SA 4.0 — via Wikimedia Commons

ルーブル美術館は、宮殿だった建物そのものが展示物でもある場所です。半日近くを使う施設なので、パリの日程のどこに置くかで、旅全体の組み立てが変わってきます。休館日と予約枠を先に押さえてから、他の予定を並べていくのが確実な順番です。

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