【2026年最新】チンクエテッレ完全ガイド|世界遺産5つの村の行き方・絶景・ワインを旅のプロが解説

断崖にカラフルな家々が連なるチンクエテッレ・マナローラの全景
断崖に連なるカラフルな家々(マナローラ)
Epic Traverse 監修
Epic Traverse 監修
J.S.A.ワインエキスパート・J.S.A. SAKE DIPLOMA・サウナ・スパ健康アドバイザー資格保有。ヨーロッパ旅行の設計・販売を専門とする旅行会社として、現地視察を重ねた知見でガイドを執筆しています。「旅を通じて生きがいを」をテーマに、想像の一歩先を行くオーダーメイドツアーを手がけています。

断崖に寄り添うように建つ、カラフルな家々——。チンクエテッレは、イタリア北西部リグーリア州の海岸に点在する5つの村の総称で、1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。この記事では、チンクエテッレとは何かから、5つの村それぞれの見どころ、行き方とアクセス、村と村の移動手段、観光に欠かせないチンクエテッレカード、そして地元のワインと美食まで、イタリア旅行を専門とする旅行会社が解説します。

5つの村 チンクエ・テッレ=5つの土地
1997 世界遺産登録
電車 村間の移動の基本
1日〜 日帰りでも巡れる
📌 この記事でわかること
  • チンクエテッレとは — 5つの村の正体と世界遺産になった理由
  • 5つの村ガイド — モンテロッソ・ヴェルナッツァ・コルニリア・マナローラ・リオマッジョーレ
  • 行き方と移動 — フィレンツェ・ミラノからのアクセスと、電車・船・ハイキング
  • チンクエテッレカード — トレッキング用と列車用の違いと選び方
  • ワインと美食 — 地元の白ワインと幻の甘口ワイン「シャケトラ」の楽しみ方
目次
  1. チンクエテッレとは?イタリアの世界遺産
  2. 断崖に村が生まれた理由と歴史
  3. チンクエテッレ 5つの村ガイド
  4. チンクエテッレへの行き方・アクセス
  5. 村と村の移動手段(電車・船・ハイキング)
  6. チンクエテッレカードの選び方
  7. チンクエテッレのワインと美食
  8. ベストシーズンと天気
  9. 日帰り・1泊2日のモデルコース
  10. よくあるご質問

チンクエテッレとは?イタリアの世界遺産

「5つの土地」を意味する村の総称

チンクエテッレ(Cinque Terre、チンクエ・テッレ)とは、イタリア語で「5つの土地」を意味する言葉です。その名のとおり、イタリア北西部リグーリア州の海岸沿いに連なる5つの村——モンテロッソ・アル・マーレ、ヴェルナッツァ、コルニリア、マナローラ、リオマッジョーレ——の総称を指します。地中海に面した「東リヴィエラ」と呼ばれる海岸線にあり、断崖絶壁に色とりどりの家々がへばりつくように建ち並ぶ景観で世界的に知られています。

海に張り出した岬に建つチンクエテッレ・ヴェルナッツァの港と家並み
入り江の港を抱くヴェルナッツァ

1997年に世界遺産へ登録

チンクエテッレは、1997年に周辺のポルトヴェーネレ、パルマリア島などとともにユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されました。険しい斜面を人の手で切り拓いた段々畑(テラス)と、自然の地形に溶け込む集落の景観が、人と自然が長い年月をかけてつくり上げた文化的景観として高く評価されています。1999年には一帯がチンクエテッレ国立公園に指定され、景観と環境の保全が進められています。

カラフルな家々と断崖の絶景

チンクエテッレといえば、まず思い浮かぶのが断崖に積み重なるカラフルな家々でしょう。ピンク、黄色、オレンジ、緑——。それぞれ異なる色で塗られた建物が斜面を埋め尽くす光景は、まるで絵画のよう。車では村の中心まで入りにくい地形のため、昔ながらの静かな雰囲気が今も色濃く残っています。映画『あの夏のルカ』のモチーフになった土地としても知られ、近年はSNS映えするスポットとしても人気を集めています。

斜面を埋めつくすチンクエテッレのカラフルな家々
斜面を埋めつくすカラフルな家々

世界中を惹きつける3つの理由

数あるイタリアの観光地のなかで、チンクエテッレが特別な存在であり続けるのはなぜか。その魅力を3つに整理しました。

1
🎨 唯一無二の景観
断崖にカラフルな家々が積み重なる風景は、世界でもここだけ。どの村も絵になり、海・空・建物の色のコントラストが旅人を魅了します。
2
🌿 人と自然の文化的景観
急斜面に石を積んだ段々畑と集落が一体となった景観は、世界遺産に値する価値。絶景の背景にある暮らしの歴史も見どころです。
3
🚶 5村それぞれの個性
ビーチ・港町・高台の村——5つの村が異なる表情を持ち、電車で数分ずつ巡れる手軽さ。1日で何度も違う絶景に出会えます。

断崖に村が生まれた理由と歴史

なぜ、こんな険しい断崖に村が築かれたのでしょうか。チンクエテッレの景観には、そこで生きてきた人々の長い営みが刻まれています。

中世
漁村として発展
外敵の襲来を避け、海に面した守りやすい断崖に村が築かれた。人々は船で隣村と行き来し、目印になるよう家々をカラフルに塗ったと伝えられる。
長い年月
段々畑を切り拓く
急斜面に石を積んでテラス(段々畑)を造り、ブドウやオリーブ、レモンを栽培。今に残る独特の文化的景観が形づくられた。
1997年
世界遺産に登録
人と自然が共生してきた景観が評価され、ユネスコ世界遺産へ。1999年には国立公園にも指定された。

つまりチンクエテッレの絶景は、ただ自然が美しいだけではありません。断崖という厳しい環境を、人々が何世代もかけて生活の場に変えてきた結果として生まれた風景です。村を歩くと、今も使われている段々畑やモノレール状の小さな運搬軌道を目にすることがあり、ここでの暮らしの工夫が垣間見えます。

旅行会社の視点
「絶景の裏にある暮らしを知ると、村歩きが何倍も面白くなる」

チンクエテッレは「写真を撮って終わり」になりがちな場所ですが、段々畑やブドウ畑がなぜそこにあるのかを知っていると、村の見え方が変わります。斜面のブドウから造られるワインを味わいながら景色を眺めれば、絶景がぐっと立体的に感じられます。

チンクエテッレ 5つの村ガイド

チンクエテッレの魅力は、5つの村がそれぞれ異なる表情を持つこと。西から東へ並ぶ順に、各村の特徴と見どころを紹介します。すべて回るのが定番ですが、時間が限られるなら惹かれた村を絞るのもおすすめです。

1
モンテロッソ・アル・マーレMonterosso al Mare — 唯一のビーチを持つ最大の村
ビーチとパラソルが広がるモンテロッソ・アル・マーレの海岸
砂浜が広がるモンテロッソのビーチ

5つの村のなかで最大規模で、本格的な砂浜のビーチを持つ唯一の村。旧市街と新市街に分かれ、リゾート地らしい開放的な雰囲気です。海水浴やのんびり過ごしたい人に向いており、レストランや宿の選択肢も豊富。チンクエテッレで「泊まる」拠点にもしやすい村です。

2
ヴェルナッツァVernazza — 天然の良港を抱く美しい村
入り江の港と教会の鐘楼が美しいヴェルナッツァの中心部
天然の良港を抱くヴェルナッツァ

チンクエテッレで最も美しい村」と評されることも多い、人気の高い村。海に張り出した小さな入り江に港があり、その周りを色鮮やかな家々と教会の鐘楼が囲みます。高台や防波堤から港を見下ろす構図は、チンクエテッレを代表する絶景のひとつです。

3
コルニリアCorniglia — 海に面さない高台の隠れ里
ブドウ畑に囲まれた高台に建つコルニリアの集落
高台に静かに佇むコルニリア

5つの村で唯一、海に面していない高台の村。駅から村の中心までは、長い石段(ラルダリーナ)を上るか、シャトルバスを使います。ひと手間かかる分だけ観光客が少なく、静かで落ち着いた雰囲気が魅力。ブドウ畑に囲まれたテラスからの眺めも格別です。

4
マナローラManarola — 夕日が美しい絶景の村
夕暮れに染まるマナローラの断崖と海に映る家々の灯り
夕暮れどきのマナローラ

断崖にカラフルな家々が積み重なる、チンクエテッレで最も写真に撮られる村のひとつ。とくに夕暮れの眺めが美しく、入り江の対岸から望む家並みと海の景色は、チンクエテッレを代表する一枚として知られます。ブドウ畑の段々畑が間近に迫り、地元ワインの産地としても知られます。

5
リオマッジョーレRiomaggiore — 観光拠点になる玄関口の村
小さな港に漁船が並ぶリオマッジョーレの色鮮やかな家並み
港に漁船が並ぶリオマッジョーレ

ラ・スペツィア側からアクセスしやすく、多くの旅行者が最初に訪れる玄関口になる村。狭い谷あいに沿って積み上がる家々と、小さな港に並ぶ漁船が絵になります。後述する「愛の小道」でマナローラと結ばれており、観光の起点にしやすい立地です。

村選びのヒント
「全部回るか、1〜2村に絞るか」

5つの村は電車で数分ずつの距離なので、日帰りでも全村を「通る」ことは可能です。ただし、それぞれの村でじっくり歩くと1村あたり1〜2時間はあっという間。海とビーチならモンテロッソ、絶景写真ならヴェルナッツァとマナローラ、静けさならコルニリア——と、目的に合わせて滞在する村にメリハリをつけると満足度が上がります。

どの村にどれだけ滞在するか迷ったら
5つの村の個性や旅の目的に合わせて、現地視察済みのスタッフがチンクエテッレを含むイタリア周遊を組み立てます。

チンクエテッレへの行き方・アクセス

チンクエテッレへは、まず玄関口となる街までイタリア鉄道で移動し、そこから各村を結ぶローカル線に乗り換えるのが基本です。多くの場合、起点になるのがラ・スペツィア(La Spezia)。主要都市からのアクセスを整理します。

展望スポットからヴェルナッツァの村を望む旅行者
展望スポットから望むチンクエテッレの村(ヴェルナッツァ)
出発地ルートの目安ポイント
フィレンツェ特急+ローカル線でラ・スペツィア経由日帰り観光の定番。乗り換えありで片道2〜3時間程度
ミラノ特急でラ・スペツィアやジェノヴァ経由北イタリア周遊と組み合わせやすい
ジェノヴァローカル線で各村へ直結する便もリグーリア州内なので比較的近い
ピサローカル線でラ・スペツィア経由トスカーナ方面からのアクセスに便利

ラ・スペツィア中央駅(La Spezia Centrale)からは、後述するチンクエテッレ・エクスプレスなどのローカル線で各村へ。リオマッジョーレへは数分で到着します。イタリアの鉄道は遅延や時刻変更が起きることもあるため、当日は最新の時刻を駅の表示や公式アプリで確認すると安心です。

どこを拠点にする?

チンクエテッレ観光の拠点は、大きく3パターンあります。①村に泊まる(モンテロッソやリオマッジョーレが宿を取りやすい)、②近郊のラ・スペツィアやレヴァントに泊まる(宿の選択肢が多くコストも抑えやすい)、③フィレンツェなど大都市から日帰り。じっくり朝夕の村を楽しみたいなら村泊、効率重視なら近郊泊や日帰りが向いています。

村と村の移動手段(電車・船・ハイキング)

5つの村の間は、主に電車・船・ハイキングの3つの方法で移動できます。それぞれに魅力があり、組み合わせるのがおすすめです。

トンネルを抜けて村に到着するチンクエテッレ・エクスプレスの車両
村と村を結ぶローカル列車
🚆 電車(基本の移動手段)
Cinque Terre Express — 最速・全天候
  • 各村に駅があり、村間は数分〜十数分で移動
  • トンネルが多いが、最速・確実で天候に左右されにくい
  • ラ・スペツィア〜レヴァント間を頻繁に運行
海上から望むヴェルナッツァの港と鐘楼
海上から望むヴェルナッツァの港(遊覧船から)
⛴️ 船(海から絶景を望む)
遊覧船 — 景色は随一
  • 海上から村のカラフルな全景を眺められる
  • ※高台にあるコルニリアは航路の対象外
  • 波が高い日や冬季は運休することがある

ハイキングで村から村へ歩く

チンクエテッレは、村と村を結ぶハイキングコースでも知られています。海沿いの「センティエロ・アッズーロ(青の小道)」をはじめ、ブドウ畑や断崖を抜ける遊歩道が整備されており、歩いてこそ味わえる絶景があります。ただし、コースによっては落石対策などで通行止めになる区間があるため、歩く予定があるなら事前に開通状況の確認が欠かせません。

愛の小道(Via dell’Amore)
「12年ぶりに再開した、リオマッジョーレとマナローラを結ぶ遊歩道」

チンクエテッレで最も有名な遊歩道が、リオマッジョーレとマナローラを結ぶ「愛の小道」。2012年の落石で長く閉鎖されていましたが、大規模な改修工事を経て2024年に再開しました。再開後は時間指定の予約制で人数が管理されており、2026年3月からはチンクエテッレカードに含まれる形になりました。訪れる際は最新の入場ルールを確認しておくと安心です。

チンクエテッレカードの選び方

チンクエテッレ観光で便利なのが、国立公園が発行する「チンクエテッレカード」。遊歩道(トレイル)の利用や公共交通がセットになったパスで、主に2種類あります。観光スタイルに合わせて選びましょう。

トレッキングカード
ハイキング向け
国立公園の有料トレイルの利用が中心のパス。ハイキングをメインに楽しみたい人向け。電車には乗らず、歩いて村を巡るスタイルに。

カードは1日券・2日券などの単位で購入でき、駅の案内所(インフォポイント)や公式オンラインで手に入ります。電車で全村を巡るなら、列車カードが最も使い勝手が良いでしょう。料金や対象範囲はシーズンによって改定されることがあるため、購入前に公式の最新情報を確認してください。なお、前述の「愛の小道」は2026年3月以降、標準のチンクエテッレカードに含まれる形になっています。

電車・船・ハイキングの組み立てに迷ったら
どの村に何時間、どの移動手段で——。現地視察済みのスタッフが、滞在日数に合わせた効率的な巡り方をご提案します。

チンクエテッレのワインと美食

絶景に目を奪われがちなチンクエテッレですが、ここは知る人ぞ知るワインの産地でもあります。断崖の段々畑で育てた地ブドウから生まれる白ワインと、海の恵みを活かしたリグーリア料理。ワインエキスパートの視点から、現地ならではの食の楽しみ方を紹介します。

断崖のブドウ畑の段々畑沿いを行くハイキング道と青い海
海を望むブドウ畑の段々畑とハイキング道
🥂🐟
チンクエテッレ(白・辛口)
白・地ブドウ主体・ミネラル感
断崖の段々畑で育つ地ブドウから造られる、爽やかな辛口の白ワイン。海風を感じるミネラル感が、地元の魚介料理を引き立てます。
✓ アンチョビ料理 / 焼き魚
🍯🧀
シャケトラ(Sciacchetrà)
甘口・パッシート・希少
陰干しした地ブドウから造る、チンクエテッレの幻の甘口ワイン。生産量が少なく希少で、食後酒として愛されています。濃厚な甘みと余韻が魅力。
✓ チーズ / 焼き菓子・食後に
🌿🍝
リグーリアの白+ジェノベーゼ
白・軽快・ハーブ香
バジルの本場リグーリアといえば、自家製ジェノベーゼ(バジルソース)のパスタ。軽快な白ワインがハーブの香りと好相性です。
✓ ジェノベーゼパスタ / トロフィエ
🍋🦐
スプマンテ+シーフードフライ
発泡・爽快・食前にも
港町ならではの揚げたてシーフードフライ(フリット)。レモンを搾った魚介に、泡の爽快なスプマンテを合わせれば最高の組み合わせです。
✓ 魚介のフリット / 前菜に

チンクエテッレの食の主役は、けっして豪華なレストランではありません。地元のトラットリアや海辺のスタンドで味わう、その日の海の幸と地ワインこそが醍醐味です。テイクアウトの紙コップに入った揚げ物(フリット)を片手に港を眺める——そんな気取らない食体験が、この土地らしい時間を作ってくれます。

ベストシーズンと天気

チンクエテッレは、訪れる季節によって表情が大きく変わります。快適に絶景を楽しむなら、いつ行くのがよいのでしょうか。

🌸 春(5〜6月)
花が咲き、気候も穏やかなおすすめシーズン。真夏ほど混雑せず、ハイキングにも快適。海はまだ少し冷たい時期です。
☀️ 夏(7〜8月)
海水浴のベストシーズンですが、最も混雑し暑さも厳しい時期。モンテロッソのビーチは賑わいます。日差し・水分対策を万全に。
🍇 秋(9〜10月)
夏の喧騒が落ち着き、気候も安定する穴場シーズン。ブドウの収穫期で、ワイン好きにはうれしい時期。落ち着いて村歩きを楽しめます。

冬季(11〜3月頃)は、レストランや遊覧船が休業・運休になることがあり、村が静まり返ります。落ち着いた雰囲気を好む人には魅力的ですが、ハイキングや船を楽しみたいなら、春から秋にかけての訪問がおすすめです。海沿いは天候が変わりやすいため、羽織るものを1枚持っておくと安心です。

日帰り・1泊2日のモデルコース

限られた時間でどう巡るか。チンクエテッレの代表的な2つのプランを紹介します。

日帰りプラン(電車で5村を巡る)

フィレンツェなど近郊都市から日帰りで訪れる、最も人気のスタイル。列車カードを使い、電車で端から端まで移動しながら、惹かれた村で途中下車します。すべての村に降りるのは慌ただしいので、ヴェルナッツァとマナローラを中心に、時間が許せばモンテロッソで海辺を散策——というメリハリのある回り方がおすすめです。

1
午前:ラ・スペツィア経由でリオマッジョーレへ
玄関口の村から観光をスタート。港と家並みを散策し、チンクエテッレの雰囲気をつかみます。
2
昼:マナローラ・ヴェルナッツァで絶景とランチ
写真映えする2村でゆっくり。海辺のトラットリアで魚介と地ワインのランチを。
3
夕方:モンテロッソで海辺を散策
最大の村でのんびり。時間に余裕があればコルニリアの高台にも。夕日の時間帯にマナローラへ戻るのも人気です。

1泊2日プラン(朝夕の村を味わう)

日帰りでは味わえないのが、観光客が引いた早朝と夕暮れの静かな村。村に1泊すれば、マナローラの夕景や、人のいない朝の港をゆっくり楽しめます。1日目は移動と村巡り、2日目はハイキングや船で海から村を眺める——と、移動手段を変えると2日間に変化が生まれます。チンクエテッレを「通過」ではなく「滞在」したい人に、村泊は強くおすすめです。

チンクエテッレのよくあるご質問

チンクエテッレは1日で全部回れますか?

電車を使えば、1日で5つの村を「通って」巡ることは可能です。ただし各村でじっくり歩くと時間が足りなくなるため、日帰りなら2〜3村に絞るのがおすすめ。朝夕の静かな村まで味わいたい場合は、村に1泊する計画が向いています。

チンクエテッレへはどこから行くのが便利ですか?

フィレンツェやミラノからイタリア鉄道でラ・スペツィア経由が定番です。ラ・スペツィアからは村を結ぶローカル線(チンクエテッレ・エクスプレス)で各村へ。トスカーナ方面からはピサ経由、リグーリア州内ならジェノヴァからもアクセスできます。

チンクエテッレカードは必要ですか?

電車で全村を効率よく巡るなら、村間の列車が乗り放題になる「列車カード」が便利です。ハイキング中心なら「トレッキングカード」という選択肢もあります。料金や対象範囲はシーズンで改定されるため、購入前に公式の最新情報を確認してください。

「愛の小道」は今は歩けますか?

リオマッジョーレとマナローラを結ぶ「愛の小道(Via dell’Amore)」は、2012年の落石で長く閉鎖されていましたが、改修を経て2024年に再開しました。時間指定の予約制で人数が管理されており、2026年3月からはチンクエテッレカードに含まれる形になっています。訪問前に最新の入場ルールをご確認ください。

ベストシーズンはいつですか?

気候が穏やかで混雑も比較的少ない春(5〜6月)と秋(9〜10月)がおすすめです。海水浴をしたいなら夏ですが、最も混雑し暑さも厳しくなります。冬はレストランや遊覧船が休業・運休することがあり、静かな村を好む人向けです。

チンクエテッレで何を食べるのがおすすめですか?

港町ならではの魚介料理、バジルの本場リグーリアのジェノベーゼパスタ、テイクアウトのシーフードフライ(フリット)などが定番です。地元の辛口白ワインや、希少な甘口ワイン「シャケトラ」も、ぜひ現地で味わってほしい一品です。

まとめ|絶景と暮らしが息づく5つの村へ

チンクエテッレは、断崖に寄り添うカラフルな村々と、そこで育まれてきた暮らしや食文化が一体となった、ほかにはない場所です。最後に要点を整理します。

  • チンクエテッレとは — リグーリア州の海岸に連なる5つの村。1997年世界遺産登録
  • 5つの村 — ビーチのモンテロッソ、絶景のヴェルナッツァ・マナローラ、静かなコルニリア、玄関口のリオマッジョーレ
  • 行き方 — フィレンツェ・ミラノからラ・スペツィア経由が定番
  • 移動 — 電車・船・ハイキングを組み合わせて。愛の小道は2024年再開
  • — 地元の辛口白ワインと、幻の甘口「シャケトラ」をぜひ現地で

「カラフルな村で写真を撮りたい」「ハイキングで絶景を歩きたい」「ワインと海の幸を味わいたい」——チンクエテッレの楽しみ方は人それぞれです。漠然としたイメージからでも構いません。イタリア旅行を専門とする私たちが、あなたの旅程に合わせて、チンクエテッレを含むイタリア周遊を設計します。

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